「渦開き」は、大きな渦潮が発生しやすい春の観光シーズンを迎えるのに合わせて、鳴門市と淡路島の観光団体が毎年行っています。
２７日は鳴門市の港で観光客などおよそ１００人が観光船に乗り込み、船の上で安全を祈る神事が行われました。そして、大鳴門橋の近くまで進むと、鳴門市と淡路島で観光ＰＲに当たっている女性たちが、「渦の扉を開ける」という意味を込めて、長さおよそ１．５メートルの金色の鍵を海に投げ込みました。
２７日は渦が大きくなりやすい大潮に当たり、観光客は直径１５メートルほどある豪快な渦潮を写真に収めるなどして楽しんでいました。横浜市から訪れた４２歳の男性は「渦潮が次から次へと出来るのに驚きました。力強くて吸い込まれそうでした」と話していました。
鳴門海峡には春の観光シーズンを中心に例年１００万人以上の観光客が訪れていて、徳島県と兵庫県は鳴門海峡の渦潮の世界遺産登録を目指す活動を進めています。
