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中国外相 日中関係「改善の兆しも楽観できず」 NHKニュース

王毅外相は、北京で開かれている全人代全国人民代表大会に合わせて8日に記者会見しました。
この中で日中関係について、「両国の見識ある人の努力によって改善の兆しは見られるが、先行きは依然として楽観できない」という認識を示しました。
その理由として、王外相は「日本政府と指導者は一方で関係改善をしたいと言いながら、一方では至る所、中国に難癖をつけている」と述べました。これは、南シナ海などで中国が力による現状変更を試みていると、日本が批判していることなどを指しているものとみられます。
そのうえで、王外相は「日本の政権担当者の中国に対する認識に問題があることが、両国関係の病気の根源だ。中国を友人とみるのか敵とみるのか、パートナーとみるのかライバルとみるのか、日本はこの問題をしっかりと考えるべきだ」と述べました。

日中関係は、おととし、およそ2年半ぶりとなる日中首脳会談が開かれて以降、改善の流れにありますが、最近になって足踏み状態になっています。
日中関係を巡っては、おととし11月、安倍総理大臣と習近平国家主席が首脳会談を行い、去年も11月に国際会議の際に安倍総理大臣と中国の李克強首相が改善に向けて双方が努力していくことで一致しました。また、先月、参議院と中国の全人代全国人民代表大会の定期交流が再開されるなど、日中関係は改善の流れにあります。
ただ、日中関係について中国側は、改善の軌道にあるという認識を示す一方、改善の勢いは弱く、両国間には歴史認識東シナ海、それに南シナ海など、適切に処理しなければいけない問題があると繰り返し指摘してきました。
最近では、両首脳がことしの早い時期の再開で合意した閣僚による「日中ハイレベル経済対話」の日程が依然決まっていないほか、日本側が北朝鮮による核実験などを受け、電話による外相会談を呼びかけたものの、中国側が応じないということもありました。このため、関係改善の流れが足踏み状態になっているという見方も出ています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20160307#1457348042