https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

これは、ニューヨーク・タイムズが13日付けの紙面に掲載したものです。
社説では、ケリー国務長官が今週、広島を訪れたことに触れ、「ケリー長官が道を開いた今、オバマ大統領が現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪問することを妨げるものは何もないはずだ」と主張しています。
一方で、オバマ大統領が2009年にチェコの首都プラハで「核兵器のない世界」を目指す考えを打ち出し、一定の成果があったものの、ロシアとの交渉が停滞するなど核軍縮が進んでいないと指摘しています。
そして「オバマ大統領が広島を訪れるなら、核兵器のない世界の理念を存続させるための具体的な構想を用意すべきだ」として、来月下旬の伊勢志摩サミットに合わせてオバマ大統領が被爆地、広島を訪問し、核兵器のない世界の実現に向けた新たな提案を行うよう促しています。
ただ、アメリカ国内には日本への原爆投下を正当化する意見も根強くあり、大統領が被爆地を訪問すれば謝罪したと受け止められ、反発が出ることも予想されるため、オバマ大統領は国内外の世論も見極めながら広島訪問について判断する方針です。