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熊本城は一連の地震で、国の重要文化財に指定されている13の建物すべてが壊れるなど深刻な被害が確認されています。
このうち、国の重要文化財の「東十八間櫓」と「北十八間櫓」は、いずれも石垣とともに元の姿をとどめずに崩落していました。
また、本丸の南西隅にある「飯田丸五階櫓」は建物を支える石垣が大きく崩れ、角に残った隅石と呼ばれる数個の石だけでかろうじて支えられていて、極めて不安定な状態であることが分かります。
このほか、天守閣も下の石垣が東側でえぐれるように崩れ、建物が浮いているように見える所があるなど、城の至る所で地震の爪痕を改めて確認することができます。