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FBIがクリントン氏をメール問題で聴取 | NHKニュース

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて民主党の指名獲得を確実にしているクリントン氏は国務長官在任中に私用のメールアドレスを公務に使っていたことが明らかになっています。
この問題について捜査を進めているFBIは2日、首都ワシントンの本部でおよそ3時間半にわたってクリントン氏本人の事情聴取を行いました。
クリントン氏の報道担当者は声明を出し、「クリントン氏は協力できたことをうれしく思っている。捜査に配慮してこれ以上はコメントしない」としています。
これまでにクリントン氏のメールには機密情報が含まれていたことが分かっていますが、クリントン氏側は「送受信した当時は機密に指定されていなかった」と主張しています。
このためFBIは本人の聴取も踏まえ今月開かれる党大会までに情報の管理に違法性がなかったかどうかなどについて結論を出すものとみられています。仮にクリントン氏が訴追されるような事態に発展すれば、選挙戦に大きな影響を与えるだけに捜査の行方が注目されています。

FBIクリントン国務長官の事情聴取を行ったことを受けて、共和党の指名獲得を確実にしているトランプ氏は2日、みずからのツイッターで「FBIクリントン氏を立件しないということはありえない。彼女がしたことは間違いだ」と述べ、クリントン氏は立件されるべきだと主張しました。
そのうえで、先週、夫のビル・クリントン元大統領がFBIを監督する立場の司法長官と会っていたことについて、「ビルがしたことは、ばかげている」として、クリントン元大統領の行動も批判しました。

ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて民主党の指名獲得を確実にしているクリントン氏が国務長官在任中に私用のメールアドレスを公務に使っていた問題について、FBIは2日、首都ワシントンの本部でおよそ3時間半にわたってクリントン氏本人の事情聴取を行いました。
このあとクリントン氏は、アメリカメディアの電話インタビューに対し「以前から私が申し出ていたことであり、協力できてうれしく思う」と述べました。そのうえで、「当時、機密に指定されていた情報を送受信したことはない」と主張し、情報の取り扱いに違法性はなかったという認識を改めて示しました。
一方で、メールの問題でクリントン氏の好感度が低下していることなどを踏まえ、信頼の回復に努める考えを強調しました。
FBIは、今月下旬に開かれる民主党の党大会までに結論を出すものとみられていますが、共和党のトランプ氏は批判を強めていて、仮にクリントン氏が訴追されるような事態に発展すれば選挙戦に大きな影響を与えるだけに、捜査の行方が注目されています。

#米大統領選 #トランプ #ヒラリー