FRBは13日、全米に12ある地区連銀が企業などに行った聞き取り調査を基に、アメリカの最新の経済報告を公表しました。
それによりますと、個人消費は自動車の販売が減速するなど伸びが鈍る兆しがあるものの、全体としては増えているとしています。
また、雇用が伸びているうえ、熟練した技術を持つ労働者の賃金が上昇しているとことなどから、アメリカの景気は緩やかに拡大しているという判断を示しました。
ただ、経済の先行きについては、いくつかの地域でイギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことによる影響を懸念する指摘が出されました。
FRBはこの景気報告を基に、今月下旬に金融政策を決める会合を開きますが、市場ではイギリスのEU離脱を巡る動きが経済に与える影響を見極めるため、追加の利上げは見送るという見方が広がっています。
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