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英 EU離脱交渉で閣僚間に対立 メイ政権に批判高まる | NHKニュース

イギリスの有力紙「タイムズ」は、15日、今月7日付けで作成されたEUからの離脱交渉の現状について分析した内閣府宛ての文書の内容を報じました。


それによりますと、政権内でEUからの離脱を支持するジョンソン外相やフォックス国際貿易相と、離脱に慎重な立場のハモンド財務相が激しく対立しているため、離脱交渉に向けた戦略の合意ができておらず、計画を練り上げるには半年はかかるとしています。
さらに政府では離脱に関するプロジェクトが500を超え、3万人の職員が不足していると指摘しています。


これについて首相の報道官は、文書は大手会計事務所が作成したものだが、政府が委託したものではなく、内容は承知していないとコメントしています。


一方、タイムズの報道を受けて与党・保守党の重鎮、クラーク元財務相は「政府は戦略をもちあわせてない。離脱による影響を最小限にするための政策をまとめるには半年はかかるだろう」と述べました。
また、野党・労働党も「メイ政権は、みずからの利益を優先し、迷走を続けている」と批判していて、来年3月末までに離脱交渉を開始するとしながらも具体的な道筋を示さないメイ政権への批判の声が高まっています。