中国人クルーズ旅行市場に世界が虎視眈々、後れをとる日本 - 莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見 https://t.co/RgBhBc5As6
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2017年1月4日
一方、日本国内のクルーズ市場を振り返ってみると、元気がない。2016年6月上旬、国土交通省は日本のクルーズの動向についての関連統計データを発表した。それによれば、2015年、船内で1泊以上宿泊するクルーズを利用した日本人旅行者数は、4年連続で20万人台を維持したものの、前年比4.5%減の22万800人と減少しており、日本のクルーズ人口の減少が2年も続いていると嘆いていたのが印象に残った。
そればかりではなく、日本人が大好きな世界一周の旅に出る選択肢も大きく縮小した。
日本郵船の子会社、郵船クルーズは日本におけるクルーズブームの先駆けとして評価されていた。同社が1996年から毎年行ってきた「世界一周クルーズ」は日本のクルーズ最大のヒット商品と称賛を集めたほどだった。しかし、2015年、世界一周クルーズ20周年を前に、中止した。
中国は最大のクルーズ市場になるだろうと海外のクルーズ船会社が虎視眈々と見ている。いや、見ているだけではなく、あの手この手でその市場に入ろうとしていると表現した方が正確だ。