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イエレン連邦準備制度理事会FRB)議長は、米金融当局が国際的な銀行ルールの策定に参加することで、国内の金融安定や米企業の競争力促進につながる基準づくりを後押しすることができるとの見解を示した。


  イエレン氏は下院金融委員会のマクヘンリー副委員長(共和、ノースカロライナ州)に宛てた書簡で、「外国の中央銀行と情報交換するわれわれの長年の権限と責任を行使するにあたり、金融当局は力強く安定した米経済と金融システムの確保に米政府全体が建設的に取り組む必要があるといった目標を共有している」と説明した。10日付の書簡をブルームバーグが入手した。


  マクヘンリー副委員長はイエレン議長宛ての1月31日付の書簡で、大統領に就任したトランプ氏が自前の人材を配置する機会を持てるようになる前の段階で、FRBが金融業界の監督で海外金融当局と連携するため、国際的な協議を行っていることは「受け入れ難い」と伝えた。共和党内では、国際的な協議の場を「秘密主義的な組織」だとして批判する声が強い。


原題:Yellen Deflects Critique Over Fed Role in Global Rules Talks (1)(抜粋)


FRBのイエレン議長は15日、議会下院の金融サービス委員会で証言しました。
この中でイエレン議長は、トランプ大統領が進める移民政策に言及し、「移民は今やアメリカの労働力の増加の重要な部分を占めている。政策の抜本的な変更は確実に
経済の成長に影響を与える」と述べました。


イエレン議長は、14日の議会証言でも、労働力の確保における移民の受け入れの重要性を強調していて、トランプ大統領の移民政策が経済成長を減速させる可能性があるという認識を繰り返し示したかたちです。


またイエレン議長は、トランプ大統領が掲げる大幅な減税など積極的な財政政策によって、財政状況が悪化することに懸念を示していて、経済成長を実現するうえで、トランプ政権をけん制する姿勢を鮮明にしています。


米上院銀行委員会で14日に証言したイエレン連邦準備制度理事会FRB)議長は、連邦準備制度が抱える4兆5000億ドル(約514兆円)規模のバランスシート縮小に踏み切ることに対し、比較的高めのハードルを提示してみせた。


  イエレン議長は、金融当局が現在重点を置いているのは米経済のバランスを保つための政策金利引き上げであり、保有債券を減らすことではないと指摘。この発言を受けて一部アナリストは、金融当局による年内のバランスシート縮小開始はないと結論付けた。


  イエレン議長は、将来の景気悪化に対処するための多少の利下げ余地があると当局が感じられるような水準まで、政策金利を十分引き上げるのが先決で、バランスシートの縮小に取りかかるのはそれ以後だと説明した。


原題:Yellen Sets High Hurdle for Reducing Fed’s Massive Bond Holdings(抜粋)

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170215#1487155326
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170215#1487155327

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