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第17回「消された種子島」|あらすじ|NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』


碁石の打ち方も教わりました。指にはさんで、黒と黒や白と白にはさまれているところはゆっくり、何もないときはパシッと置くそうです。

言葉も難しいけど、わからない漢字は付せんを貼って読み方を覚えます。台本は覚えてから、お母さんと一緒にセリフのやりとりをします。「ここは、こういう気持ちだよ」ということもいろいろあるんですけど、監督さんはもちろん、お母さん、マネージャーさんもいっぱい教えてくれるから、わかりやすい。ああ、こういう時はこんな気持ちで言うんだとか、悲しい気持ちなんだって。

虎松は人見知りなので、言葉に出さない演技もあって、虎松だったらどんなふうに思うのかなと考えます。実は、お母さんとおばあちゃんが僕の虎松役のために鳳来寺(愛知県)に連れていってくれたんですよ。本もいっぱい持っているけど、虎松や直虎さんが住んでいた場所に行ったほうがわかるんじゃないかなと思って。こんなところに住んでいたんだなとか、自然を感じられたのでよかったです。

だけど、逃げた虎松のところに直虎さんが来て、怖かったけど一番気持ちをわかってくれていて「返事は?」って言ってもらったり。そのあと虎松が、母上に初めて自分の思いを全部伝えたシーンは、たくさん泣いて大変だったけど、すごく良かったと思います。

泣き虫の虎松が、母上、直虎さん、井伊家の方々と、たくさんの人に愛情を注がれて育っていくので、たぶん民を守る優しい男になると思います。井伊家の跡継ぎとして、ちょこっとずつ成長していく姿が見どころですね。

もう一つ、虎松が下げている袋の根付も見てほしいです。虎松の“虎”なんですよ。そして袋の中に入っているのは父上の直親の形見の琥珀なんです。そういう細かなところにもちゃんとこだわっているところとか注目してほしいですね。