ボルカー氏:ボルカー・ルール、原則は骨抜きにされず−見直しでも https://t.co/bEBHp2m7YT
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年7月7日
ボルカー元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、同氏の名前を冠した金融規制「ボルカー・ルール」をトランプ政権が骨抜きにするとは懸念していないと述べた。
ボルカー氏は電話インタビューで、ボルカー・ルール見直し案について、「彼らがより効率的な方法で実施できるというのであれば、幸運を祈りたい」とした上で、「基本原則は維持される。それはなくならないことを願うし、なくならないと期待している」と述べた。
2010年に成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)の一部であるボルカー・ルールでは、銀行が大きな損失につながるような高いリスクを取らないようトレーディングを制限している。ムニューシン財務長官が6月に公表した報告書は、一部規則の簡素化や地域銀行を規制の適用対象外とすることを監督当局に促す内容となっている。
ボルカー氏は「誰もがボルカー・ルールの簡素化を望んでいる」とし、「大前提に闘いを挑むのは困難だが、銀行には強力なロビイストがおり、法案審議過程から闘ってきた」と続けた。
原題:Volcker Says Trump Changes to Volcker Rule Won’t Erode Principle(抜粋)