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国連のグテーレス事務総長は28日、就任以来初めてイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相と会談して内戦が続くシリア情勢について協議しました。


イスラエルと国境を接するシリア南西部では先月から停戦が発効し、大規模な戦闘は収まっているものの、イスラエルはこの地域で敵対するイランが勢力を拡大しているとして警戒を強めています。


会談でネタニヤフ首相は「イランはシリア国内に精密誘導システムを導入した最新型のミサイルを生産する施設も建設している」と述べ、イスラエルの安全が脅かされていると訴えました。


これに対しグテーレス事務総長は「イスラエルの懸念を理解し、イスラエルを攻撃しようとする考えには断固反対していく」と述べ、国連としても事態を注視する姿勢を示しました。


イスラエルはこれまでイランの支援を受けたレバノンシーア派組織と軍事衝突を繰り返してきましたが、イランがシリア国内にも勢力を広げればイスラエルとイランが国境越しに直接対じすることになり、軍事的な緊張が一段と高まる事態も予想されます。