「ハービー」で世界エネルギー市場が揺らぐ−米の影響力増大が鮮明に https://t.co/kVCenZhC30 pic.twitter.com/m9EyhgV2HD
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2017年9月1日
アジアのブタンから欧州の軽油、中南米のガソリンに至る世界のエネルギー市場は米テキサス州がハリケーン「ハービー」で被った打撃に動揺しており、世界の石油産業における米国の影響力が増している事実を浮き彫りにした。
ハリケーン「カトリーナ」が米国に襲来した2005年、米国の輸出は1日当たりわずか80万バレルで、その大半が石油精製品だった。しかし現在は1日当たり600万バレル強の原油と燃料を輸出している。その要因になったのがシェールブームや原油輸出解禁、一部製油所の拡充だった。
シティグループの商品調査責任者、エド・モース氏(ニューヨーク在勤)は、「米メキシコ湾のハリケーンシーズンが世界に及ぼす影響は、米国が世界的なエネルギーの中核拠点として台頭するにつれて大きくなっている」と指摘した。
原題:Harvey’s Global Impact Signals Growing U.S. Clout in Oil Markets(抜粋)