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藤井聡太四段(15)は去年10月に史上最年少でプロ棋士になったあと、ことし7月の対局で敗れるまで公式戦で29連勝し、将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。


藤井四段は、3日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたNHK杯のトーナメント2回戦で、これまでタイトルを通算で12期獲得し永世名人の資格を持つ森内俊之九段(46)との対局に臨みました。


NHK杯では通常、事前に収録した対局を放送していますが、今回は対局への関心の高さから生放送となりました。


対局前、藤井四段は「生放送で注目される舞台なので全力を出し切りたいと思います」、森内九段は「長いプロ棋士生活の経験を生かした戦い方をしたいです」とそれぞれ意気込みを語り、午前10時すぎに対局が始まりました。


対局は持ち時間の短い「早指し」で、藤井四段が積極的に攻める展開となりました。


そして午前11時20分ごろ、森内九段が94手までで投了して藤井四段がトップ棋士を相手に快勝しました。


藤井四段はNHK杯で、次は、ことし名人戦に挑んだトップ棋士稲葉陽八段(29)とベスト8入りをかけて対局します。


対局のあと、藤井四段は、「永世名人資格者の森内先生と対戦できて本当にうれしかったです。次もトップ棋士の先生が相手なので、精いっぱい全力を尽くしたいです」と話していました。


森内九段は、「全体的にうまく指されてしまいました。藤井四段は、落ち着いた自然な指し手で、予想しない手もいくつかあり、感心しました」と話していました。