パレスチナ ガザ ハマスが暫定自治政府の統治受け入れ #nhk_news https://t.co/D2N4loYJXL
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月2日
イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区で、2日、1千人以上の住民が、ヨルダン川西岸を拠点とする、パレスチナ暫定自治政府のハムダラ首相の訪問を熱狂的に出迎えました。
ハマスの最高幹部ハニーヤ氏もハムダラ首相を迎えて会談し、今後、ガザ地区の統治を暫定自治政府に委ねることなどを確認したと見られます。
ハマスは2006年に行われたパレスチナの自治評議会選挙で勝利しながら結果が認められなかったことを不服として翌年、ガザ地区の実効支配に乗り出し暫定自治政府と対立してきました。
一方、ハマスをテロ組織と位置づけるイスラエルはガザ地区の経済封鎖を続け、200万人の住民は現在、1日に4時間しか電力供給を受けられないなど、苦しい生活を強いられています。
このためハマスは従来の強硬姿勢を軟化させ今後、暫定自治政府との和解を進めて電力不足など直面する課題で協力を取り付けたい考えで、10年におよぶパレスチナの分断が解消に向かうのか注目されます。
ただ、同様の取り組みは過去に頓挫したことがあるほか、ハマスは数万人以上いるとされる軍事部門は堅持する構えで、和解に向けては険しい道のりが予想されます。