貴乃花のブログで一番好きな記事。貴乃花の弟子に対する思い、相撲道に対する直向きさ、熱さが伝わってくる。この人がここまで今怒っているということは、弟子と相撲道、この2つが侵されたからに他ならない。貴乃花という人間をよく知らない人に、読んでほしい。 pic.twitter.com/krpzaYI1p5
— 断末魔 (@izawajakahashi) 2017年11月30日
貴乃花親方からのメッセージ┃貴乃花部屋 TAKANOHANA BEYA
我が弟子たちへ
2013.5.12
今日から五月場所が始まった。
一日を終えて勝ったものも負けたものもいる。
地位も違えば性格も違うから、悔しがっているものも、ホットしてるものもいるだろう。
始まったばかりで言うのもなんだけど、全力を尽くしてやるだけやってくれればいい。
数字的な勝敗も気になるとこだが、そんなことより君たちが生きてきた証を土俵の上で堂々と見せるだけでいい。
焦らず、怯まず、躊躇わずに、今まで君たち一人一人に教えてきたことを頭に浮かべて、まっすぐな気持ちで戦いに挑めばいい。
この世は一切皆空である。
人が思い描けるほどその通りにはいかない、難しい社会がそこにはある。
だから、若いのだから怖がらずに戦ってほしい。
親方はこの道の本職だ! 戦い方は知っていて、戦わせ方も心得ている。
一念通天、一つの思いは天にも通ずる。
そうやって親方は人生を掴んできた。それ以外の考えはなかった。
土俵に上がり体と心を震わせながら、臆病な自分に負けじと戦ってきただけだ。
青春も涙も味わったことはないけど、今は君たちの取り組みを見るたびに涙が止まらない。
だから他にはなにも要らない、ただただ運命を超えた涙を味わってほしい、それだけだ!
「自分がここまでやれたんだ」と感じられるだけでいい。
親方がついている。一緒に土俵にはあがってやれないが、親方は命を懸けて見ている、不惜身命で見ている!
それぞれ得意な技があるけれども、戦いに最も必要な業は『諦めない気持ちで挑むこと』だ!
相手が大きくて強いと思うほど、自分から目を離さずに、相手からも目を離さずに戦うことだ。そうすれば勝利の女神がどこかにいてくれる。
自分が怖くなった時こそ、向かい合う相手に仁義を通し、睨み付けていけばいい!
すべての君たちの取り組みを替わってやれるものなら替わってあげたい。
一騎当千であるつもりだよ!
親方は相撲のことしか知らないけど、相撲のことしか詳しくはないけど、師匠から相撲の哲学を学び、必死で身に付けた。
毎晩腹の底で泣きながら、心とからだを鍛えてきた。
門限を過ぎたら気を養うように寝ていた。自分が生きていることの実感を知りたくて。
布団に入る時だけがその時だった。
布団に横たわるまで死力を尽くして生きてみたい、と思いながら毎日を暮らした。
誰彼に良く思われようなんて考えたこともなかったよ。
喧嘩っぱやかったし、怖いもの知らずだった。
でも今は君たちの取り組みを見るのが怖い、ただただ怖い。
でも歯を食いしばって見つめているんだ。神様をも味方につけようと思って。
それでも神様が味方してくれなかったとしたら、親方が受けて立つ思いで見ている。
神様を敵に回しても親方はなにも怖くないさ。
ただ、君たちが怪我をするのだけがすごく怖い。
神様は居るようでいないものだよ。居るとしたら、君たちの守護神は親方さ。
君たちのためなら、例え世界中の神様を敵に回したとしても、なにも臆することはない。
もしも神様が君たちの命を奪いにくるのであれば、親方が奪い返す。
親方は相撲しか知らない。相撲は詳しい、負け方も勝ち方も心得ている。
しかし君たちには勝たせることしか教えない。命懸けで勝たせる。
心が倒れそうな時には立ち止まって踏ん張れ!
そこにいればいい。敗けを知れば勝ちを知る。その方法は親方が知っている。
先代から与えられた哲学と自分で培った勇気がある。
その勇気の中には綺麗なものも汚いものもすべて入っている。
来るとこまで来たらこっちのものだ!
親方が教えた五進術は全員に教えている。言い方は違うけれども一視同仁だ。
これは君たち以外には教えない!
その答えは、師資相承の中にある、絆という掟の中だけにある。
男には男の道がある。
力士には力士の道がある。
この国を今後は亡き親方に代わり伝承せよ!
先祖伝来の牙城を守り抜け。
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貴乃花親方からのメッセージ┃貴乃花部屋 TAKANOHANA BEYA
厳粛
2016.3.25
忠誠と信義を重んじ、この人生に身を捧げる思いを、過去にない意地と懇親を抱いて皆様のご期待にお応えし、相撲道復活の道筋を常に歩み続けたいと思う毎日です。
人生は長くとも短いと申しますが、今日死に直面しても悔いはない人生を訓示として、我が身我が友我らが仲間と共に身を削る覚悟に至りました。
相撲道の普及は、我が人生の名代でもあります。我が故郷我が生き甲斐でもあり、記憶を辿れば、幼心に芽生えた軍神のように生まれてきた思いがいたします。日本の国益のお役に立てるための、相撲道の本懐を遂げるためのものです。
言うが易し行うは難しい、と社会の気風を打破してこの後の相撲界に大きな貢献に鉾を立てて、将来を担う力士たちの柔軟なしなやかな心を育てて参ります。これからもご支援ご指導を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
神にはなれない人の血潮
2016.3.25
常に上位を目指して心身健全にして力人(ちからびと)、それが力士です。
神道の精神で鍛え上げられたのが“親方”です。
大相撲は神の領域を守護代するという意義があります。
肉眼では見えないもの無形のものに重点をおき精進することにあると思います。
立派な信仰心を持ち神の領域へいけるようにしてきたのが“親方”です。
入門時からそれが浸透しています。
厳しい稽古だけがそれにあたるのではありません。
生活の場から修練し、心を納めてきているのです。
人として生きて、神になれない人であるからこそ、精進(死まで)努力し続けてゆく器量が求められているのも“親方”です。
そうして土俵に上がり、歓声を浴びて夢や希望や信仰をご披露してきたのが“親方”です。
忘れない日本
2016.3.24
遠く遠くはるか彼方から生まれついた、
そこから始まった歴史や文化は謎に包まれしものです。
どこから飛来し地球に降り立ったのかいまだ謎です。
それはきっと生きる意義を人間に与えるために記憶を葬られているからです。
分断の歴史や文化の衰退が争いを起こすのも事実です。
欲望に駆られた人間社会には魍魎の過去しか残しません。
それらをいたわりねぎらいながら支え合うことのできる人間社会こそ
文化と伝統の発展だと心得ております。
イメージ桜の紋章は
とても大切な意味をもつと考えてきました。
咲いている時間は少ないが
類まれな美しさをはなち
散り際も美しく風に舞う
吹雪にもかなう存在感
淡い色したひとひらは
神業のようにまた花ひらく命が短いのではなく
また咲かせるための時に入る
閉じては咲いて
咲いては閉じるを繰り返し
魅了する
明日につながるヒントを得るかのようです。
公益財団法人 日本相撲協会全般で桜紋の意義を唱えて参りたいと願うばかりです。
大阪場所にて 桜の花が咲く前にご報告申し上げます。
願い
2016.3.23
これが最初で最後の勝負となります。
選ばれしものが選ばれし選択をしてゆけばいいのですから。
この後の伝統文化の灯を消さないように
戦争が起きないように
日本の未来を考えて日本国民が世界の国民に問いかけられますように
年々思考
2015.12.28
力と術の反応は連鎖の嵐です。
勇者邁進、足を高く上げて、これからは男の生涯です。
まさに色恋や好き嫌いで人生は語れない大人の仲間入り、そんな一年でした。
新生、貴乃花部屋を追求し求め続けた一年でもありました。
不運の多い年々でもありましたが、神工鬼斧を目指しております。
二度とない人生を振り返ることなく生き進めますように、
勉むこころを抱いて明日にぶつかって行こうと、そういう誠が芽生えております。
実りは小さく芽は大きく咲くだけではなく、好きとか嫌いとかではない美しさや華やかさ、淡麗の中の泡が湧いてくるような、伝統的な一本気のようなものを行くのが、
本年からもこれからも、晩年に至りしも求め続けてゆくことだと確信に至っております。
精進あるのみ。
一服も入れながら、時には二服も三服も入れながら山伏の如く!
人生を振り返ることなく、通年を行き交い、行き通し、
果てなく限りなく人文を奏でて、それを続けることにも生き甲斐を感じています。
勉むにつく心、それは礼節であり言霊です。
全身全霊、文化の礎です。
新進古豪のなかに踏まれて、揉まれて、もがいて存在していたいものです。
執につく心、それもまた言霊です。
どちらを選ぶにしろ新進気鋭の思いをたぐらせて、奔走の時代に挑むための闘争心を抱いてしまいます。
慎み深く喪に服しながらの日々ですが、温故知新の猛稽古の姿勢は今もこれからも生き続けます。古きを知り新しきを得る、それが創造の現代の象徴ではないでしょうか?
永遠に不滅の真理を知ることの意義、求めても求めても消滅しそうな儚さ、
忘れてはならない大義と使命、離れてはならない忠義と誠実、
壊れてはならない歴史と伝説、それこそが文化の大義ではないでしょうか?
それを類い稀に伝える義理、伝えない不義理の無理難題を超えて
教え伝え学びつづける百戦錬磨の秘技を身につけてまいりたい所存です。
伝統に憧れて、ここに幸あれ!
今後も不屈の精進にて追々に秀で、それを夢に百折に向き合い
身心ともに倒れそうで軋み捩れながらも耐え忍び
同志、同盟、友のために桜紋を守護してまいります。
若さという命というのは与えられたものです。
老いてゆく心というのは授けられたものです。
健全を信じて節操に柔らかくしなやかに、を大切にして、遺言らしく生きたい次第です。損を演じて手に入る幸せも人生もあるかと思います。
とことん損してとことん恥じてとことん惨めで、そんな人生を!
イメージ
最後になりましたが、
鍛錬は煩悩です
訓練は習慣です
錬磨は人生です
これが私なりの教え方です。
遠い国、遥か大国、近くて遠い大陸からの伝来も
我が国の独自の文化に発展させてしまうニッポンのこころ。
それこそがこれからだ!とも確信しております。
そして大きな国ニッポンの意識も大切に大切にしてゆきたい。
平穏を求めるよりも平安を!安全を求めるよりも安泰を願いつつ
ご本年のご厚意、ご厚情に深く深く御礼を申し上げます。
貴ノ岩へ
2015.9.23
押され気味の内容。
押し相撲の相手にも軽さが出てしまっている。
場所中であればあるほど、いつも以上に
基本動作の鍛錬を重ねなければならない。
勝ち負けの、精神的に過酷になる本場中は
それを周知徹底するに限る。
ゆっくりじっくり、いつも以上に正確さに心がけて行うが如し!
土俵は回るい
それを頭に入れて、シコ、テッポウ、すり足にて
名古屋場所心の硬さを解かすように
足先から頭のテッペンまでを解かす気持ちで!
【貴乃花は協会のルールに従うべき】
— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) 2017年12月3日
"確執が続く八角理事長と相撲協会が信用できないから事件の発生を報告せず、調査にも協力しないというのなら、弟子ともども所属する組織(相撲協会)を去るしかない。"https://t.co/P3Cnd8ZvkU
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171202#1512210812(相手が合法で来るなら、こちらもルールに則った対応で反乱分子をつぶしにかかろうというのが、日本の組織の自己防衛システムだ。)
【貴乃花排除で協会が団結する恐れ】
— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) 2017年12月3日
"今のままでは間違いなく協会の中での貴乃花の居場所はありません。協会の不信を取り払えるかどうかと貴乃花排除の問題は紙一重です。"https://t.co/ggPFTURcj0
それでもその不信感の責任のすべてが貴乃花にあるわけではなく、むしろ根底には協会の隠蔽体質にあるということからすると、この問題の根は深く、貴乃花一派を排除して協会がますます隠蔽体質で一致団結する方向に行ってしまいはしないか、岐路に立っていると言えます。捜査に委ねたことでこの事件がうやむやにされてしまうことはなくなりましたが、今のままでは間違いなく協会の中での貴乃花の居場所はありません。協会の不信を取り払えるかどうかと貴乃花排除の問題は紙一重です。
さらに重大なのは、また暴力行為という事件が発生してしまったということです。時津風部屋の暴力事件の記憶が今なお鮮明に残っている中での事件ですから、ますます相撲を目指そうという子どもたちはいなくなることでしょう。
日馬富士については以前より粗暴だとかいうことが言われていたようですが、結局のところ、そういった力士でも強ければ出世し、興業のためにはリスクを抱えながらも排除できない(少なくとも横綱昇進に影響すらもない)ということは、体質を改善できていないといことの現れでもあります。
飲酒の上でのたまたま起きてしまった事件というだけでは済ませることのできない問題です。