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国連の報道官が26日発表した声明によりますと、2年ごとに組む国連の通常予算は来年1月からの2年間について53億9700万ドル、日本円でおよそ6100億円にすることで加盟各国が承認しました。


これはことしまで2年間の最終的な支出に比べて2億8600万ドル、日本円でおよそ324億円、率にすると5%減ることになります。


削減の中身について国連は人件費以外のあらゆるコストを見直し、特に、職員などの旅費とIT関係の費用を減らしたと説明しています。


国連の通常予算に最も多い22%の分担金を拠出しているアメリカのトランプ政権は、国連の運営はむだが多くアメリカの国益にかなっていないものもあるとして予算を減らすよう圧力を強めています。


今回の見直しによってアメリカの分担金は日本円にして70億円余り減ることになり、ヘイリー国連大使は「正しい方向への歴史的な削減だ」とする声明を出しました。


国連は今後、より効率的な運営を迫られることになります。