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三浦判事は、東京出身の61歳。法務省の矯正局長や最高検察庁の公判部長、大阪高等検察庁検事長を経て、先月、退官後に亡くなった小貫芳信元判事の後任として26日、新しい最高裁判事に就任しました。


三浦判事は会見で「社会が複雑化し、価値観が多様化する中、解決が難しい事案が増えている。研さんを積んで十分な検討をしていきたい」と抱負を語りました。


また、ことし6月から日本で初めて導入される「司法取引」については「刑事訴訟法のこれまでの運用の基本にどのように調和させ、スムーズに運用していくか、検察官や裁判官、弁護士、それぞれの立場から注視していく必要がある」と述べました。


「司法取引」は、容疑者などが他人の犯罪に対する捜査に協力する見返りに起訴が見送られたり、求刑を軽くしてもらえたりする制度で、組織犯罪の解明が進むことが期待される一方、無関係の人が巻き込まれるおそれも指摘されています。