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貴乃花親方は、ことし1月に理事を解任され役員待遇委員に降格したあと、28日の職務分担で慣例に従い役員待遇を解かれ1階級下の委員に位置づけられていて、今回の降格処分で、わずか3か月の間に理事から5階級下で親方として最も下の階級となる年寄に降格しました。


また、暴行問題を起こした貴公俊については1場所出場停止の懲戒処分としました。

日本相撲協会が定める親方の階級は6つです。


最上位の「理事」と、続く「副理事」は、役員候補選挙ですべての親方による投票で選ばれ、理事については、その後、評議員会が選任します。また、理事長は理事の互選で決まります。


3番目は「役員待遇委員」で、理事会に出席することができます。次いで「委員」、「主任」、「年寄」となっています。


現役を引退したばかりの若手の親方は、通常、「年寄」からスタートしますが、横綱大関の経験者は委員待遇年寄として事実上、「委員」からスタートします。

日本相撲協会では、平成26年の公益財団法人化に伴い、賞罰規程を設け、7つの懲戒処分を定めています。


処分は軽い順に、
将来を戒めることを意味する「けん責」、
減給にあたる「報酬減額」、
本場所などへの出場を停止する「出場停止」、
相撲協会の事業への従事を停止する「業務停止」、
現役力士の番付や親方の階級を下げる「降格」、
引退を勧告する「引退勧告」、
「懲戒解雇」の7つです。


「引退勧告」と「懲戒解雇」を受けた場合は、再び相撲協会に所属することはできないと定めています。

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