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アメリカ、ホワイトハウスのサンダース報道官は29日、北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長が、ニューヨークに向かう途上にあり今週後半、ポンペイ国務長官と会談すると明らかにしました。


キム副委員長は、米朝首脳会談に向けた調整のキーパーソンで、ポンペイオ長官は、今月、首脳会談の準備のため北朝鮮を訪れた際も会談しています。


トランプ大統領は先週、米朝首脳会談を中止すると発表しましたが、その後、予定どおり来月12日にシンガポールで開催されることに期待を示していて、ポンペイオ長官はキム副委員長と会談の開催に向けて協議するとみられます。


また、サンダース報道官は韓国と北朝鮮軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店で行っている、アメリカ政府の代表団と北朝鮮側との協議についても、今週中にさらなる協議を行うことも検討しているとしています。


さらにシンガポールでも、アメリカ政府の先遣隊が会談に向けた実務面の調整を行っていると説明し、会談に向けた準備を本格化させる方針を強調しました。

これについてアメリ国務省のナウアート報道官は29日の記者会見で「アメリカはシンガポールでの米朝首脳会談に向け積極的に準備を進める」として、首脳会談の実現に向け調整を本格化させていると強調しました。


そのうえでポンペイ国務長官とキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長との会談について、「長官は大変、会談を楽しみにしている。長官がキム・ヨンチョル氏と会うのはこれで3回目となるが、これまで両者はアメリカが何を期待しているかなど、多くの具体的な内容について非常に深い会話を交わしてきた」と述べるとともに、会談に向けて現地時間の30日にポンペイオ長官がニューヨークに向かうことを明らかにしました。


アメリカと北朝鮮は、来月12日にシンガポールで史上初の米朝首脳会談を開催することを目指して、現在、シンガポールや南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)で事前の調整を行っていて、さらに、今週後半にはポンペイ国務長官がニューヨークで、北朝鮮のキム・ヨンチョル朝鮮労働党副委員長と会談することになりました。


こうした中、韓国大統領府でムン・ジェイン大統領の外国訪問の準備を担当する職員がシンガポールに入ったことをNHKの取材班が確認しました。大統領府の関係者は、NHKの取材に対し、「米朝首脳会談の内容によっては、ムン大統領もそれに合わせてシンガポールに入ることを検討している」と述べ、シンガポールに入った職員はムン大統領が宿泊するホテルの下見などを進めているということです。


ムン大統領は、今月27日に開いた記者会見で「米朝首脳会談が成功すれば、3か国の首脳会談を通じた終戦宣言も進むと期待している」と述べていて、アメリカと南北の3か国でできるだけ早く首脳会談を開きたいという意向を示していました。


このため、シンガポールで3か国の首脳会談を開くことも視野に、朝鮮戦争終結宣言に向けた流れをつくることを目指して、具体的な準備を始めたものと見られます。