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今月発足したイタリアの新政権で、難民政策を担うサルビーニ内相は18日、地元メディアに対し、ルーマニアなどから移住してきた少数民族「ロマ」の人たちについて、「当局に調査を要請した」と述べて、近くイタリア国内で人口調査を実施する考えを示しました。


そのうえで、イタリア国籍を持たず、不法滞在と判明した場合には、国外追放の可否を検討するとしていて、その理由について、「移民規制の強化を掲げ、何百万もの有権者から支持を得た」と述べました。


これに対し、イタリアの市民からは、「かつての独裁主義の時代を思い起こさせる」とか、「人種差別のおそれがある」などと懸念の声が相次いでいますが、サルビーニ内相は19日、自身のツイッターに、「私はあきらめない。イタリアファーストだ」と書き込み、あくまで人口調査を実施する構えです。


サルビーニ内相は先週、アフリカなどからの難民や移民620人余りを乗せた船の受け入れの拒否を決めた中心人物で、厳しい移民規制を前面に打ち出す言動に再び波紋が広がっています。