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明石家さんまさんは、よく「頭がいい」と評されますが、そこには2種類の「頭がいい」があります。


ひとつは、視聴者に見せる頭のよさです。たくさんの芸人や俳優や文化人を相手にしての神業的なトーク回しや、天才的な切り返し。ものすごく頭の回転が速い、ものすごく脳の運動神経がいい人でないと、あんなことはできません。


そしてもうひとつは、視聴者に見せない頭のよさ。


僕はどちらかと言えば、こっちの面で、さんまさんは、僕がお会いした人のなかで一番頭のいい人だと思っています。


それは、「何かを理解してもらうのに、説明量が圧倒的に少なくてすむ」からです。


さんまさんは、説明しなくてもわかる人。番組の企画書を見せて「これ新しい企画です」と言うと、僕らスタッフがほとんど何も説明してないのに、ちらっと企画書を一瞥して「ふーん、○○やろ」。これが毎回、企画のど真ん中をついています。


一度、「なんで企画の狙いがわかったんですか?」と聞いたら、「お前らの考える企画なんて大体そんなもんやろ」と言われました。恐ろしい洞察力です。

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