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懲戒を申し立てられたのは、東京高等裁判所岡口基一裁判官(52)です。


東京高裁によりますと、岡口裁判官はことし5月、自身のツイッターに犬の前の飼い主が、今の飼い主に返還を求めた裁判のインターネット記事を引用したうえで、「え?あなた?この犬を捨てたんでしょ?3か月も放置しておきながら」などと書き込みました。


岡口裁判官はこの裁判には関わっていませんでしたが、東京高裁が裁判の当事者から抗議を受け調査したところ、岡口裁判官が判決文を読まずに、軽率に書き込んだということで、裁判の当事者を傷つけたとして、24日、最高裁に懲戒を申し立てました。


調査に対し、岡口裁判官は「インターネットの記事を要約しただけだが、傷つけたのであれば軽率で、弁解の余地はなく申し訳ない」と述べて書き込みを削除したということです。


岡口裁判官は殺人事件の裁判に関して不適切な書き込みをしたとして、ことし3月に厳重注意処分を受けたばかりで、東京高裁では不適切な書き込みが続いていることから懲戒を申し立てたとしています。


今後、最高裁で処分を決める分限裁判が行われることになります。

分限裁判とは : 京都新聞

裁判官分限法

裁判官弾劾法