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アフガニスタンのガニ大統領は、19日、反政府武装勢力タリバンに対し、今週、イスラム教の祝日、犠牲祭が始まるのに合わせて、20日からおよそ3か月間の停戦を呼びかけました。


アフガニスタン政府とタリバンはことし6月、断食月ラマダン明けの祝日に合わせて3日間、初めて停戦しました。今回、停戦が実現すればそれに続くものとなります。


ただ、タリバンは、前回の停戦が終わった直後から戦闘を再開し、とりわけ今月に入ってから南東部の都市ガズニをめぐって、政府軍との間で激しい攻防を数日間にわたって続けるなど各地で攻勢を強めています。


このため、今回のガニ大統領の停戦の呼びかけにタリバン側がどのように反応するか注目されます。

アフガニスタンのガニ大統領が反政府武装勢力タリバンに停戦を呼びかけたことについて、アメリカのポンペイ国務長官は19日、声明を発表し、「アフガニスタン政府による呼びかけを歓迎する。アフガニスタンの人々が平和にイスラム教の祝日を迎えることがわれわれや国際社会の希望だ」と歓迎しました。


そのうえで、「われわれはアフガニスタン政府とタリバンの直接交渉を支援し、促進するための準備ができている」として、和平交渉の実現をアメリカ政府として支援する考えを強調しました。

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