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FRBは16日、全米の12の地区連銀による各地域の企業などへの聞き取り調査を基にした最新の経済報告を公表しました。

それによりますと、アメリカの景気は個人消費が順調な一方、雇用の伸びが小幅になっていると指摘しました。そのうえでアメリカ経済は拡大が続いているものの、拡大のペースは落ちているとして景気の判断をやや下方に修正しました。

背景には米中の貿易摩擦や世界経済の減速によって製造業の生産活動が弱まっていることがあると指摘していて、中西部の地区連銀からは、工場の閉鎖や操業の縮小、それに運送のドライバーの削減といった報告がありました。

市場関係者の間では、今回の経済報告を踏まえ、FRBが今月下旬の会合で景気を下支えするために3回連続の利下げに踏み切るという見方が広がっていますが、FRB内では景気が拡大する中で利下げを続けるリスクを指摘する意見も出ていて、判断の行方が注目されます。