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 佐賀県上峰(かみみね)町のイオン上峰店が閉店してから、1年が過ぎた。前身の店舗時代を含め24年間、町にあり続けた建物は「AEON」のロゴが消されたまま残る。イオンがあるから転居してきたと話す住民もいたというほど、イオンに愛着のあった地域。そのシンボルがなくなった町はいま――。

 イオン上峰店は、もともと「上峰サティ」だったが、2001年、当時の運営母体のマイカル九州が経営破綻(はたん)。イオン九州(福岡市)への合併を経て、11年に店名がイオンになった。

 イオン上峰店跡に隣接する住宅街「中の尾団地」にすむ高木楠子さん(72)が、福岡県内から上峰町に引っ越してきたのは、店舗がまだ「サティ」だった08年のこと。当時の勤務先が上峰町に近い佐賀県鳥栖市だったことから、鳥栖市周辺で転居先を探しており、「隣にサティがあること」が最大の決め手だったという。

 サティは1995年開店。高木さんは「一人暮らしで、頼れる子どもたちも県外。年をとって車の運転ができなくなっても、飲食店街から銀行のATMまでそろう店が隣にあれば安心でしたから」と振り返る。

 ところが、18年5月、そのイオンの閉店が決まった。

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 完全セルフレジが伸び悩む要因には、利用客の利便性が関係しているようだ。

 完全セルフレジでバーコードを読み取る作業は利用客、特に高齢者にとっては煩雑で、慣れるまで時間がかかる。スーパーの場合、タイムセールの商品にバーコードが重ねて貼られていて注意が必要なこともあり、完全セルフレジを避ける利用客がいるという。

 ハード面の課題もある。

 バーコードではなく、値札に付けたICタグから情報を自動的に読み取るレジならば簡単で、アパレル店では導入が進んでいる。だが、スーパーでは導入が難しい。

 ICタグは、読み取る際に水や金属の干渉を受けやすく、多様な素材の商品があると不向きという技術面に課題がある。また、数十円の低価格商品にICタグを付けて採算が合うのかという費用面も壁になっている。