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 多くの人は完全に理解せずに進んでいますが、それでよいのです。
 「基礎が分からなくても良いから、とにかく進んでしまう」ということです。これを、「数学は真ん中からやれ」と言った人もいます。

 数学の公式は、導出法を理解できなくても良いから、その公式を使えればよい。使っているうちにだんだんわかってきます。
 問題の解き方が考え出せなければ、答えを見てそれを覚え、先に進めばよい(これが、第1回の講義で述べたことです)。

 英語も、単語を覚えたり、文法を覚えたりだけでは、少しも面白くありません。それよりは、シェイクスピアを覚える方がずっとよい。

 漢字の書き方だけ勉強していても面白くありません。
 文章の書き方の基本などというの勉強していても、少しも面白くありません。それより、質の高い文章をたくさん読む方が良い。そうすれば自然に良い文章の書き方が身に付いてきます。

 漢文の素読は、意味もわからずに読んで、覚えています。 それで良いのです。

 あるところまで来れば、最初は分からなかった基礎概念が、どういう意味だったかわかります。

本を読むとき、つねに目次を参照すること。
 論文は結論を見れば、構造がわかります。

 数年先の上級クラスの教科書を読んでいると、いまやっていることの意味がよくわかります。
 過去問も一つの資料。
 歴史小説を読めば、つぎつぎに興味が広がるでしょう。

部分を積み上げて全体を理解するのではなく、全体を把握して部分を理解する。

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