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労働組合を結成したのは、「アマゾンジャパン」から配送を委託された神奈川県にある1次や2次の下請け会社と、それぞれ業務委託契約を結ぶフリーランスのドライバーおよそ10人で、13日に都内で会見しました。

それによりますと、ドライバー1人当たりの担当地域が広がるなど、去年の夏ごろから運ぶ荷物が増加し、一日の勤務が13時間に上り、休憩をとることも難しい状況が続いているということです。

割り当てられた荷物は断ることはできず、会社からはアプリを通して配送先を指示されるなど、業務の指揮や命令を受けているとして、業務委託契約から雇用契約に見直して長時間勤務の是正や残業代を支払うことなどを求めています。

労働組合では、下請け会社だけでは対応が難しいとして、ドライバーと直接の契約関係はないものの、委託元の「アマゾンジャパン」にも実態の把握と待遇の改善を求めるということです。

支援する弁護士によりますと、「アマゾン」の荷物を運ぶフリーランスのドライバーが労働組合を結成したのは初めてだということです。

ドライバーの50代の男性は「フリーランスの契約ですが、運ぶ荷物の数を自分で決めることはできません。働く環境を改善してほしい」と話していました。

ドライバーと契約を結ぶ下請け会社は、NHKの取材に対して、いずれも「現時点ではコメントできない」としています。

「アマゾンジャパン」は「労働組合から書類を受け取り内容を確認しております。配送業者が安全でモチベーションの高い環境で配送ができるよう、委託先において稼働や管理などを責任を持って行っていただいております。原則として、許可をしていない再委託は認めていません。合理的でない複数の下請け構造が生まれないように努めております」とコメントしています。

11日午前7時すぎ、金沢市の交差点で自転車で横断中の67歳の男性が、赤信号を無視して走ってきた車にはねられ死亡しました。

警察は車の運転手に赤信号を無視するように言ったとして、助手席にいた金沢市の建設業、寺崎太尊容疑者(30)を危険運転致死教唆の疑いで逮捕しました。

また、車を運転していた長谷川玲子容疑者(46)を危険運転致死の疑いで逮捕しました。

警察の調べで現場周辺の防犯カメラに車が交差点の手前で一度減速したあと、再加速する様子が写っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。

寺崎容疑者はほかの同乗者とともに仕事に向かう途中だったとみられ、警察が詳しいいきさつを調べています。

警察によりますと、寺崎容疑者は調べに対し「自分は助手席で寝ていたので絶対に指示はしていない」と容疑を否認しているということです。

#法律

「逃亡犯に取材をする中でいちばん印象が強かったのは、富田林署から逃げた山本です。彼は口がうまくて、ある意味では自分を客観視できる。相手が望んでいる『自分の姿』を察知して、演じることができるというのでしょうか。その“能力”が彼に長期の逃亡を可能にさせたのだと感じました」(高橋さん)

 山本は、警察署から脱出して48日間にわたって逃げることができた理由を次のように説明している。

《壁を作らずに地元の人と積極的に話し、スマホに頼らないこと。スマホを眺めていれば、会話の機会を逃し、旅先の風景も見逃してしまう》(『逃げるが勝ち』より、以下《》内は引用)

 たしかにその動きは、奇妙なほど“フレンドリー”だった。警察署を脱出した後、盗んだ自転車をこいで四国に向かった山本は、日本縦断中のツーリストを装い、愛媛県庁の自転車新文化推進課に自ら足を運んだ。もちろん、顔は隠していない。

「山本は“日本一周をしているようなプレートを作れないか”“サイクルマップはないか”と相談したそうです。快く応じた県職員は、彼に『日本一周中』と印刷されたプレートと、サイクリング用の地図を提供しました」(全国紙社会部記者)

こうして山本は日本一周を目指す旅人に変身し、各地の道の駅で地元住民たちと交流するようになった。

「逃走中とは思えないほど積極的に人とかかわっていた。ボランティアで草むしりを行い、真っ黒に日焼けをしていたこともありました」(前出・全国紙社会部記者)

 高橋さんは、彼らが潜伏した土地に足を運んだという。

「とある道の駅の職員さんに聞いたのですが、山本は店に入ると、程なく店員さんに雑談を仕掛け、油断した隙を突いて、たこ飯やパン、コーヒーを盗んでいたといいます。彼の積極的にコミュニケーションを取る姿勢は、万引にも生かされていました」(高橋さん・以下同)

 山本は富田林署に勾留中だったため、スマホを没収されていた。だが、その素寒貧は、逃げるためには有利に働いたようだ。

 高橋さんによれば、近年の警察は、特にデジタルフォレンジック(電磁的記録を使った捜査や証拠集め)に力を入れており、個人情報が集約されたスマホを持ったまま、多くの監視カメラが設置された公共交通機関で逃げ続けることは困難だという。反対に、スマホを持たず、盗んだ自転車で移動した山本は、その“アナログぶり”によって、最新の捜査手法の裏をかく存在になっていた。

「彼の場合、スマホがなかったのは勾留中だったからですが、気づかずに彼を“助けた”人が多いことは事実です。スマホに頼りすぎず、目の前の人と向き合って会話をするというのは、古典的なようですが、最も手っ取り早く“信用”を得る手段なのかもしれません」

 ちなみに日本における「逃亡犯」には大きく2つの種類があるという。1つは、勾留中の者や受刑者が逃げ出した場合。もう1つは、保釈中の者が行方をくらました場合だ。

「前者の場合は、逃げるという行為そのものが罪になり、『単純逃走罪』あるいは『加重逃走罪』で罰せられます。一方で後者の場合は、逃げるという行為そのものは罪になりません」

 2019年に日本からレバノンに逃亡した日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告も、保釈中だったため、逃げたことそれ自体の罪には問われていない。

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