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#天皇家

日本の近代化に貢献したスコットランド出身の商人、トーマス・グラバーの晩年の姿を写した写真が見つかり、長崎市の「旧グラバー住宅」で公開されています。

トーマス・グラバーは、1859年に来日したスコットランド出身の商人で、幕末の動乱期に薩摩藩などの志士と交流を深めて明治維新の成立に大きな影響を与え、その後も日本に残り、実業家として日本の近代化に貢献しました。

今回見つかったのはカナダの博物館に所蔵されていたもので、去年12月、長崎市に寄贈されました。

写真は合わせて15枚で、このうちグラバーと4人の日本人男性が写った写真は、東京で暮らしていた「富士見町グラバー邸」の前で撮影されたとみられています。

一緒に写る日本人男性は、グラバーが顧問を務めていた三菱の関係者であることが分かっていて、東京でのグラバーの交友関係を知ることができます。

また、「富士見町グラバー邸」を写したとみられる写真は、周囲に足場が組まれていて建設中の様子の1枚だとみられます。

グラバー園学芸員、松田恵さんは「グラバーさんの写真は難しい顔のものが多いですが、この写真からは日本人の仲間たちとおだやかに東京で晩年を過ごしたことがわかります。グラバーの新たな一面を皆さんに知っていただきたい」と話していました。

これらの写真は「旧グラバー住宅」で公開されています。