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イングランドウェールズで昨年実施された国勢調査で、キリスト教徒の住民が半数を下回ったことが分かった。

英国家統計局(ONS)が29日に発表した調査結果によると、キリスト教徒と申告した住民の割合は2011年の前回調査で59%だったが、今回は46%まで下がった。

一方、増加が目立ったのは「宗教なし」と答えた人で、前回の25%から37%に伸びた。イスラム教徒も5%から6.5%に増えていた。

仏教、ヒンドゥー教ユダヤ教シク教などの回答は前回とほぼ同じ割合だった。

イングランドでは英君主を最高権威者とするキリスト教の一派、イングランド国教会が公式の宗教とされている。

宗教に関する質問への回答は任意だが、ONSによると前回は回答者全体の93%、今回も94%が記入していた。

自身の人種については、白人と答えた人が82%と、前回の86%からわずかに減少した。

2番手はアジア系で、7.5%から9.3%に上昇。黒人との回答も1.8%から2.5%に増えた。

英国を構成する4カ国のうち、スコットランド北アイルランドはこれとは別に、独自の国勢調査を実施している。

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