輸入米活用の動き広がる 去年の政府購入分は7年ぶり全量落札https://t.co/mbskrLHYls #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 16, 2025
コメの価格が高騰する中、輸入米を活用する動きが広がっています。去年、政府が輸入したコメは、入札の結果、7年ぶりに全量が落札され、今年度の民間企業による輸入も、高い関税がかかるにもかかわらず、すでに昨年度1年間を超えて伸びています。
コメは、民間企業が輸入する場合は、高い関税がかかる一方で、一定量については、政府が、アメリカなどから関税をかけずに義務的に輸入しています。
このうち、政府による主食用のコメの輸入は、年間最大10万トンとなっていますが、コメの品薄を背景に去年12月までに行われた4回の入札の結果、すべてが落札されました。
全量が落札されるのは7年ぶりです。
一方、今年度の民間企業による輸入も、去年12月までの9か月間で468トンと、昨年度1年間の輸入量をすでに100トン上回っています。
国産のコメの価格が高騰する中、外食産業などを中心に高い関税を払っても輸入米を活用する動きが広がっている形です。
政府は、先週、21万トンの備蓄米を放出することを発表していて、こうした動きが、コメの輸入にもどういった影響を与えるか注目されます。
輸入米を扱う販売店では
東京 千代田区にあるコメの販売店は、国産米に加え、政府が輸入したアメリカやタイ、それにパキスタン産のコメも仕入れ、パエリアやカレーを提供する飲食店に販売しています。
店によりますと、このうちアメリカ産のコメは粒が大きめで細長く、食感はもちもちしているのが特徴で、1キロ当たりの販売価格は600円程度といまは国産米より割安だということです。国産米の価格が高騰する中、最近では、定食を提供する店や弁当店からも「輸入米を扱いたい」といった問い合わせが寄せられているということで、この店では、今後の価格の動向も見ながら、政府の輸入米に加えて民間による輸入米も扱うか、慎重に検討していくことにしています。
「米マイスター麹町」の福士修三社長は「要望があった場合には、関税を支払ってでも輸入米を増やすことも考えないといけないが、できるかぎり国産米を扱いたいという思いもある。備蓄米の放出の結果、どのように価格が形成されるのかを見極めてから決めたい」と話していました。
外食産業で輸入米活用する動き
外食産業では商品への価格転嫁を抑えるため、店舗で提供するごはんに国産米と比べて安い輸入米を活用する動きが広がっています。
日本は国際的な取り決めにより、アメリカやタイなどから年間およそ77万トンのコメを輸入していて、このうち10万トンが主食用として国から民間企業に売り渡されています。
外食大手の「コロワイド」は、傘下の焼き肉店やしゃぶしゃぶ専門店など3つの外食チェーンの一部の店舗で、2月上旬からアメリカ・カリフォルニア産の輸入米を使用しているということです。
会社では、値上げ幅を抑えるための対応だとしていて、ごはんを炊く際の水分の量を調節することで、国産米と変わらない味や食感を確認できたとしています。
一方、傘下のすしチェーンや定食チェーンでは、引き続き、国産米を使用する予定だということです。
会社では「国産米は価格や調達の見通しを立てにくくなっているので、サービスを維持するために輸入米の利用は有効な選択肢のひとつだ」と話しています。
このほか牛丼チェーンの「松屋」が必要な量のコメを確保するために輸入米を利用しているほか、「吉野家」では去年から輸入米と国産米をブレンドして提供しているということで、輸入米を活用する動きが広がっています。
備蓄米放出へ 入札参加検討の事業者向け説明会https://t.co/HNQt7dO1g5 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 17, 2025
政府の備蓄米の放出に向けて、入札への参加を検討している事業者向けの説明会が17日から始まりました。初回に放出される備蓄米15万トンは、3月半ば以降、事業者に引き渡される見通しとなっています。
コメの価格高騰が続く中、政府は2月14日に、集荷業者を対象にした入札を通じて備蓄米21万トンを市場に放出する方針を発表しました。
初回は、このうち15万トンを放出する予定で、17日は農林水産省で、入札への参加を検討している事業者を対象に、参加の要件や必要な手続きに関する説明会が開かれました。
この中では、冒頭、農林水産省の担当者が「迅速かつ的確に円滑な流通が確保できるようご協力をお願いします」とあいさつしました。
入札に参加を希望する事業者は、農林水産省に申し込みをし、要件を満たしているかどうかの審査を受けたうえで入札に臨むことになります。
説明会は18日にオンラインでも開かれることになっていて、入札の具体的な日程や方法などは3月上旬に示されることになっています。
入札が行われたあと、備蓄米が落札した事業者に引き渡されるのは3月半ば以降で、スーパーなどの店頭には、各店舗の在庫の状況などによるものの、3月下旬以降、順次、備蓄米が並び始める見通しです。
落札された備蓄米 どのような形で販売されるか
今回の入札は、備蓄されているコメの産地や銘柄別などで行われます。
落札された備蓄米は集荷業者から卸売業者、そしてスーパーや飲食店へと流通することになりますが、それぞれの段階で、どのような形で販売するかは各卸売業者やスーパーなどの判断に任されています。
「備蓄米」だと明示する必要もありません。
農林水産省は、備蓄米がスーパーの店頭などに並ぶ際には、ほかのコメと一緒にはせず、そのまま銘柄米として売られるケースや、同じ産地・銘柄のコメと一緒にしたうえで銘柄米として売られるケース、それに、ほかの銘柄のコメとブレンドして売られるケースなどが考えられるとしています。
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