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【「事実の評価」とは】

論文試験の答案は、事実を法規にあてはめて結論を導くという法的三段論法によって展開しなければなりません

このとき不可欠なのが 「事実の評価」 です
事実の評価が示されていない答案は、合格点を得ることはできません

◾️事実の評価の内容

「事実の評価」とは、
・当該事実が 法的規範のどの要件に対応するのか を見極め、
・その要件を 満たすか否かを論理的かつ説得的に判断する作業
を指します

単なる事実の列挙ではなく、事実に 法的な意味を見出し、規範に照らしてどのように価値づけるのか を考えることが重要です
つまり「事実の評価」とは、事実を法的に評価することに他なりません

◾️事実の評価の具体的な作業

あてはめは、事実を「拾って」終わるものではありません。
次の点を意識する必要があります。
・その事実が どういう意味を持つのか
・どのような法的効果に結びつくのか
・なぜ要件に該当するといえるのか

これらを踏まえて、事実を法的な価値基準に沿って意味づけていくのが「事実の法的な評価」です

◾️答案における重要性

論文試験では、抽象的な規範を正確に理解・記憶して表現できることはもちろん重要です
しかしそれだけでは不十分であり、あてはめにおいて事実を法的に評価する力 が合格答案の決定的な要素となります

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