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月6日「人間の堕落」

造化の一物を私有するという行為、そこに人間の堕落がある。

百朝集その67.見在の身

湿を避け寒を避けて門を出ず
一冬未だ冠巾を正すを省みず
月 雪後より皆奇夜なり
天 梅のほとりにおいて別春を開く
燭をとつて登臨し空しく旧を語り
炉を擁して情味・新をおもふなし
栄華勢利は人にまけ慣れて
かちえたり樽前(そんぜん)見在の身
((宋)范石湖『親戚小集』)

「六然」
 
自處超然(じしょちょうぜん) 人間は自分の問題となると、物にとらわれて執着したり、拘泥するものである。事に臨んで自分に関する問題から解脱し、抜け出せるように努めることだ。
處人藹然(しょじんあいぜん) 人に対しては好意に満ち、温かい気分を持って対するするのである。藹(あい)は草木の青々とした雰囲気をあらわす文字である。
有事斬然(ゆうじざんぜん)   何か問題があるとき、うろうろしたり、うじうじせず、活気に満ちきびきびしていること。
無事澄然(ぶじちょうぜん) 何もない時は、氷のように澄み切っていること。
得意澹然(とくいたんぜん) 得意の時は威張ったり驕ったりし易いものであるが、人間はその時あっさりしていることが肝腎である。まだまだ足りないという謙虚さを抱くことだ。
失意泰然(しついたいぜん) 失意のときは、ばたばたせずにゆったりと落ち着いていることである。

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抱擁 鶴田浩二

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