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元米国務長官ヘンリー・キッシンジャー氏が「情報と知識と知恵を混同してはいけない」と指摘していましたが、私もその通りだと思います。IT技術が発達した現代では、大量の「情報」の断片が簡単に入手できるようになりました。ですが、「情報」を入手しただけで、全てを理解したつもりになってはいけません。「情報」を体系化して「知識」にし、それを「知恵」として活かすためには、得た「情報」を元に「自分で考える」必要があるのです。
 この「考える」という行為には、その人の持つ歴史観・社会観・人間観・仕事観などの様々な「観」が大きく影響します。それらの「観」を育むために欠かせないのが「読書」です。行間を想像しながら読み解く過程が、物の見方そのものを訓練することに繋がります。また、多くのことを知ることで、逆に自分の無知さに気付き、更に様々なことを学び吸収しようという意識も育まれるでしょう。

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