2008-03-09 ■ 和歌 俳句 和歌 俳句 小池 昌代 編者は時代を代表する感性であり、その感性のフィルターを通して収集された詩は、同時代で読めば、ばらばらの宝でも、後の時代から見れば、ある時代の人間が共有していた感受性を、全体として体現することになる。 <中略> 河井酔茗の「ゆづり葉」。初めて読んでわたしは泣いた。 <中略> 感じて傷むことを、共有できた時代があった。 (日経新聞朝刊)