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福田首相が外交新ドクトリン「太平洋を『内海』に」

 外交評論家で杏林大客員教授田久保忠衛氏は「アジアにおける日米同盟の重要さを理解している。理念的にすっきりしている」と評価する一方、「経済しか触れておらず、政治と軍事の視点を欠いたあいまいなビジョンともいえる」と指摘する。

「共に歩むアジア」福田首相が外交政策 防災協力に意欲

 「太平洋が『内海』となる日へ」と題した演説は、首相の父の故福田赳夫元首相が1977年に発表した、東南アジア外交に関する基本原則「福田ドクトリン」を踏襲。日本とアジアのあるべき姿を「良いことを分かち合い、問題には共同で当たる同僚同士のような関係」と表現した。

 首相は交通の発達で「太平洋は今や地中海のサイズに縮まってきており、これからさらに小さくなる」と強調。「開放」をキーワードに、「日本自身が開かれた多様性に生きることを原点」とすると述べた。

 アジアで日本が果たすべき具体的な行動として「5つの約束」を表明。(1)ASEAN東南アジア諸国連合)共同体実現の断固支持(2)日米同盟の強化(3)平和協力国家としての尽力(4)知的・世代的交流の強化(5)気候変動問題への取り組み――を挙げた。


Fukuda in drive to cement Asian links