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空色勾玉

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の 割れても末に 逢わんとぞ思う」

崇徳院 (落語) - Wikipedia

先日、作次郎が高津神社へ参詣したときのこと。茶店で休憩していると、そこへ入ってきた歳は十七、八の美しい娘に一目惚れする。娘が茶店を去る際、緋塩瀬(深紅色の羽二重)の茶帛紗を置き忘れていったので追いかけて届けると、娘は料紙に「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」という崇徳院の歌の上の句だけ書いて作次郎に手渡し、去って行った。