2008-09-15 ■ 政治 歴史 政治 歴史 『人間中野正剛』 P113 西郷南洲いわく「フランス三十万の兵、三年の糧ありて敵に降りしは、余り算盤に精しかりしが故なり」と。 老虎クレマンソウはいわく「今やロシアは吾人を裏切った。されど余は戦争を行う。憐れむべきルーマニアは敵に降った。されど余は戦争を行う」と。また「パリを喪失せば、ロアール河の線に拠り、ロアール河支えずんば、ピレネイ山脈の線に拠り、断じて敵を反撃撃滅せん」と。 ナポレオン三世の屈服せしところ、クレマンソウは見事にこれを克服したのである。