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自民「歳出増の大合唱」 衆院選を意識 首相に路線転換仕掛ける

 方針転換があれば「来年度予算案の年内編成は困難。1月初旬召集の通常国会冒頭に提出できなければ、麻生内閣は大打撃」(自民党幹部)になりかねない。

 自民党幹部は2日夜、概算要求基準(シーリング)とは別枠の3300億円の重点枠や平成20年度第2次補正予算景気対策を行う考えを示した。建設国債発行による公共事業圧力は強まり、首相の「シーリング維持」の言葉と裏腹に、事実上の路線転換が進みつつある。

社会保障費抑制に「たばこ税」 首相、事実上の「骨太」凍結

首相は、歳出削減の基本姿勢は変えないとしつつも、経済情勢と、与党内の要求にも配慮し、別の財源を確保することで事実上の方針転換を図る。

民主・山岡氏「小泉路線転換なら解散すべき」

総務会が党政調全体会議の頭越しに結論を出したことに関しては「党としての体をなしていない」と皮肉った。