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小宮 隆太郎
マル経の中でも『価値論』、つまり労働価値説は最も無価値なものだと思う(笑)」とも答えた。
 この対談から八年が経過したが、今も私の意見は変わっていない。やはり、あまり進歩していないということか。

日経新聞朝刊)
アダム・スミスの労働価値説は自由放任の主張と矛盾してないですか? - BIGLOBEなんでも相談室

アダムスミスの難解さは、彼が法学と倫理学というその間から、経済学という視角が飛び出しているということにもあるように思います。スミスがみた資本主義的生産というのは、人間が自然に働きかけて生まれる動態的過程です。

スミスはその人間が自然に働きかける過程の中で、労働は剰余価値を生み出す。それがスミスの発見ではないでしょうか?ここが根本の労働価値の概念のはずです。

自由放任は、人間の性向なるものを最大限に活動させるためには、できるだけ自然法なるものを最大限に働かせるような、適切な実定法をしき、かつてこの性向を制限して殺してきた国家は適度に制限されなければならないというものであり、その性向を働かせると、人間が自然に働きかける再生産過程が循環する。すると、労働価値説、つまり剰余価値なるものが生まれ、国家は富むのだというのがスミスの考えです。

参考は内田義彦などがいいでしょう。

内田義彦 - Wikipedia
内田義彦『読書と社会科学』 /トート号航海日誌(読書録)
Amazon.co.jp: 内田 義彦 - 和書: 本
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081219#1229657933(hamachan)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081219#1229647480(宮田秀明)