会計上の評価方法は、ある会社を見る場合の一つのものさしに過ぎず、しかも、そのものさしが毎年変更されているのですから、投資家も金融機関も決算を見る目を徐々に変えていかなければならないはずですが、世の中の多くの人は、「黒字か赤字か」というところにしか興味がありません。
ただ、マスコミが
「派遣切りは、ひどい。派遣労働者を継続雇用しろ。」
という風潮を形成しつつあるのは、気になります。
ワークシェアリングが、検討されながら、なかなか実現できないのも、この問題が
資本家vs労働者
のイデオロギー対決ではなく
労働者vs労働者
の利害調整だからだろうと思います。