「“女優”として、難しい役に挑戦できてよかった」
「歌と芝居の区切りがなく、流れの中に歌が組み込まれていて、音楽そのものが芝居になっているような雰囲気。インパクトの強いナンバーで聞かせるというより、人物の心情に合わせて音が動き、自然に体になじんで口ずさんでしまう感覚に引き込まれると思います。『椿姫』とは違う新しい作品です」
「演じる側がどう作品を理解し、どうお客さまに分かりやすく伝えるか。危険を冒して恋を貫く強さを持ったマルグリットが何に縛られ、どんな状況でどういう心理状態なのかを見失わないように取り組みたい」
「退団したときは、『春野イコール男役』が前面に出すぎて自分がわからなくなったときもあり、まずは自分自身を見つめ直した。単に男役から女優になったというだけではなく、マルグリットとしてのふるまいも気持ちも表現できるようにしたい」