「米側から要請があれば受けてほしいと以前から小沢氏に伝えてきた。小沢氏周辺が会談実現へ調整をしている」
ただ、政権交代に備えて党の外交・安全保障政策を詰める前に、オバマ大統領ら米の新政権要人と面会することについて、小沢氏は慎重な姿勢。総選挙への準備にも忙しく、クリントン氏の日程との調整も見通しがつかないため、実際に会談が実現するかどうかは微妙だ。
クリントン米国務長官、民主・小沢氏に会談打診 衆院選後にらむ
党執行部を通じて小沢氏に伝えたところ、近く自ら判断する意向を示したという。
沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で民主党は、日米で合意した県内移設ではなく、県外・国外移転を主張している。
小沢氏側はクリントン長官と中曽根弘文外相との会談後となることに難色を示し、応じるかどうかを決めていない。小沢氏は党幹部に「日程が合えば会うが、選挙準備が優先」との意向を示しているという。