ライフネット生命保険株式会社 岩瀬大輔代表取締役副社長 に聞く【後編】 「異見を、自分の“栄養”に変える」|高城幸司が聞く「社長直伝 仕事の極意」|ダイヤモンド・オンライン
もちろん、出資してもらいたいという一心でしたから、言いたいこと、訴えたいことは山ほどありました。でもそれ以前の問題として、先方にとってみれば、こちらの事業に対して不安や心配があるのは当然だし、逆に聞きたいことが山ほどあるはず。そう思い、先方の立場に立って質問を想定し、できるだけ誠実に応えられるよう準備をしておきました。
その時点で不明な点が見つかった場合には、ごまかしたりせず、正直に「わからない」と伝えました。
理詰めも必要ですが、結局は人と人とのコミュニケーションなので、感情の要素は大きいですね。
だから、人の悪いところは気にならず、いいところしか見ません。
何が人を動かすのかと考えると、必要なものは2つあります。1つは「ロジック(論理)」、そしてもう1つが「エモーション(感情)」です。