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【正論】京都大学大学院教授・中西寛 「小沢氏問題」が露呈したもの

小沢氏の口は理念を語るが、体は地方政治の現実を体現している。しかしその小沢氏の力によって民主党は政権に近づいたし、自民党も理念と現実のぬえ的結合体である点では変わりない。日本政治に求められるのは現実を踏まえた上で理念を実現する巧みな制度設計の力量なのである。

その力量があるのは小沢ただ一人で、だからこそ「地方政治」に身を置き「理念を実現」しようとしてきたんじゃないか。
自民党やマスコミは問題意識をもたなかったばかりか抵抗してきただろう。
小泉は予算委員会で「政治が悪いと語る人は多いが現実の政治に飛び込んで泥をかぶる人は少ない」と吐き捨てた。
ホリエモンも「現実に会社経営をしようとすれば悪い人が紛れ込んでくるのは避けられない」とブログに書いた。
そこを捉えて嫉視排擠が行われるのが世の常だ。
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復刻・加藤司書傳(昭和八年初版発行・司書会編)

撥乱反正の際の如きは、平凡人ばかりいくら集まつてゐても、結局どうにもならない。力量才幹の士の活躍に待つこと痛切なものがあるが、それだけ聰明才辯の人物が出易く、彼等は自己の發揮に汲々として、その結果兎角嫉視排擠(はいせい)に陥つて大義を誤り易い。そんな時有難いものは、そういふ人材を温く鑑識し、適材を適所に力薦活用してくれる型の人物である。西郷隆盛武市半平太坂本龍馬の様な人物こそそういふ人々と謂ひ得るであらう。