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宮田秀明の「経営の設計学」倉庫を減らさなければビジネスは進化しない

販売が20%減なら生産も20%減にするのが道理だ。生産減が20%ではなくて50%になるということは、実は過剰在庫を抱えていたということだ。

生産地・消費地の隣接地にある程度の倉庫機能が必要であるし、グローバルなビジネスでは物流拠点を生産と消費の中間地点に設けることが効率を高めることもある。

 しかし、生産地でも消費地でもなく、中継点でない沖縄を物流のハブにすることには無理が多すぎる。もし中継点としてのハブにするならば、それはかつてのアラスカのアンカレッジのような運命をたどることになるかもしれない。

 物流も小売・流通も交通も、ネットワークとフロー(流れ)を最適にするのがテーマである。ネットワークの中にフローを止めてストックする部分、つまり物流拠点や倉庫も必要ではあるが、それを最小限にすることによってビジネスは進化する。モノと情報の流れをスムーズにするためには、倉庫を減らすことが大切なのだ。

醍醐倉庫