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宮田秀明の「経営の設計学」生産者と消費者が近づき地産地消

 「ロッキー」は主に肉、魚、野菜の生鮮3品を扱うスーパーマーケットである。十数店ある「ロッキー」の店舗へは、毎日、生産者が直接納品して値段をつける。

生産者と顧客が主役であって、小売流通業者である「ロッキー」は、単に店舗の場所を提供しているに過ぎない。

 小売流通業にとって一番大切なのは、生産者と消費者をなるべく近づけるモデル、交流させるモデルだ。書籍なら読者が望む本が出版されるモデル、野菜なら消費者が食べたいものを生産するモデルが成功することになるのだろう。生産者と消費者をつなげることがキーだ。

もちろん消費者のあいまいな嗜好や希望をそのまま生産者に伝えることは意味が無いから、消費者の嗜好を実体化していくこと、つまり商品企画に生産者だけでなく小売流通業自身が取り組むことが強みになるだろう。

 小売流通業の最大のテーマは、いかに生産者と顧客を、両者の満足度を一番高める形で結びつけることができるかということだろう。

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