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ノーベル賞学者が謝罪?

 だが、自身が繰り返してきた日本批判そのものの誤りを認め、当時の日本の金融政策を「やむを得なかった」と正当化した発言と解釈しようとするのなら、それは完全に間違いだ。


 真意は、米国政府でさえ実行できないような難しい注文を日本政府に厳しく要求したのは申し訳なかった。そう謝罪したくなるぐらい今の米国政府の政策対応の鈍重さが情けない、という自嘲的なニュアンスを込めた教授一流の辛辣な皮肉だったのである。

 「西欧は日本の対応の遅さ、問題を包み隠そうとする姿勢、断固たる行動を避けようとしたことを叱責した。だが、同じような状況に直面すると、我々(の政府)も同じことをやっている。これは書かれちゃまずいかな…。(ティモシー・)ガイトナー(財務長官)も散々日本を批判した1人だ。とにかく、それほど簡単ではないことは確かだ」

 「オバマ政権は私が書いたものを読んでいるし、内容について文句の電話をかけてくることもある。無視されているとは思わないね。オバマ大統領を批判しているが、『まだ足りない』『先取りしていない』と言っているのであって、共和党の片棒を担いでいるわけではない。私はオバマを少し左(リベラル)側に押そうとしているんだ」