2009-05-12 ■ 歴史 歴史 【話の肖像画】「歴史探偵」が語る新・幕末史(上)作家・半藤一利 明治10年に木戸が亡くなり、西郷が自刃し、11年に大久保が殺されたあと、新国家は長州の山県有朋と伊藤博文に委ねられます。このふたりが考えに考え抜き、やっと万世一系の天皇家を超越的なシンボルとして「機軸」にすることを思いついたのです。はじめから天皇家中心の国家がつくられたというのはうそです。