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「澄んだ目の記者」を目標に(足利事件の報道)

 今月6日の当サイト「あらたにす」は、<時の人>で菅家さんの記者会見を詳報した
 その中で、スタートした裁判員制度をめぐって、同席した弁護団佐藤博史弁護士がつぎのように発言している。
 「今回、DNA鑑定が覆ったということで、裁判員の中には証拠の評価は難しいと恐怖に思う人もいるかもしれませんが、ぜひ、市民の澄んだ目で事実を見てもらいたいと思います。この人は無実かもしれないと少しでも思ったら、どんなに強力な証拠でも疑ってみる目を持っていただきたい」

 報道に携わる人たちは、「市民の澄んだ目」を「記者の澄んだ目」と読み換え、「どんなに強力な証拠でも疑ってみる目を持って」、事件報道(だけではないが)に当たらなければなるまい。